木星と太陽系小天体
木星の強い重力は小惑星や彗星などの太陽系小天体にも影響を与えている。小惑星の軌道半径や軌道傾斜角などの分布には偏りがあるが、これらは木星からの重力の影響を受けた結果である(端的な例としてはトロヤ群と呼ばれる一連の小惑星がある)。木星に接近したことにより、木星付近を遠日点とする軌道を回るようになった木星族の周期彗星も多数存在する。
1994年にはシューメーカー・レヴィ第9彗星が木星に衝突し、地球からも容易に観測できる巨大な黒斑が出現した。後に、1690年にもジョヴァンニ・カッシーニがよく似た黒斑の出現を記録していたことが判明しており、同様の衝突が起きていた可能性が高い。
木星や土星は、その重力によって太陽系外縁部から来る彗星などの小天体の衝突から内側の地球などを守護する役目を果たしてきたと考えられている。
逆に、太陽系の形成と進化の初期においては、現在の小惑星帯の付近にあった微惑星や原始惑星の多くが原始木星の重力によって軌道を乱され、太陽の近くを通る軌道へ送り込まれたり、太陽系外縁部へ放り出されたりしていたと思われる。現在の地球に存在する水のほとんどは、こうして散乱させられた天体が原始地球に降り注ぐことによってもたらされたと考えられている。
木星の質量は、木星以外の惑星全てを合わせたものの2.5倍ほどある。木星の質量のため、太陽系全体の重心は太陽の中心ではなく太陽の表面付近に位置している(太陽半径の1.068倍の位置にある)。地球との比較では質量は318倍、直径は11倍、体積は1,300倍ほどある。多くの人が木星のことを「恒星になり損ねた星」と表現している。
木星は通常地球から4番目に明るく見える天体である。太陽、月、金星に次いで明るいが、火星の接近時には火星の方が明るくなる。木星自体は有史以前から知られている。
木星は太陽系内で最も自転が速い惑星でもあり、遠心力によって赤道方向に膨らんだ楕円体をしていることが望遠鏡で見ても容易にわかる。木星は厚い大気を持つガス惑星で、その組成は大半が水素である。また、観測しにくいが環を持つことも確認されている。
太陽系以外では木星よりも大きな質量を持つ惑星がいくつか発見されている。しかし、木星程度の質量ではどのような物質の構成であったとしても自己重力による収縮が進まず、褐色矮星などにはならないと考えられている。木星型惑星が褐色矮星となるのに必要な質量、半径などの明確な分岐点はわかっていないが、中心で核融合反応が起こって恒星となるには最も少なく見積もっても木星の70倍程度の質量が必要とされている。褐色矮星となるにしても、およそ木星質量の13 - 75倍程度の質量が必要と考えられている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
木星の表面ってとても滑らかそうできれいですよね。
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